瓜割の滝

天徳寺の境内奥に広がる森の中、岩間からこんこんと湧きいでる名水は、滝となって流れをなします。 真夏でも変わることなく水を生みだすこの森を、人は古くから神聖な「水の森」として敬ってきました。

湧き出た水が流れる川の石が赤いのは、1年を通して水温が一定のため、珍しい紅藻類の一種“ヒルデンブリンチアリブラリス”が繁殖しているためです。

冬は暖かく湯気が立ち上がり、夏はこの冷水に瓜をつけると割れるほどに冷たいと言います。「瓜割」の名は、そんな伝承に由来します。

瓜割名水は、水環境の保全状況が極めて良好であるため昭和60年に環境庁名水百選に選定されました。
また、平成18年1月には、ふくいのおいしい水に認定されました。

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